ロシアによるウクライナ侵略は、世界的な資源価格の高騰をもたらしています。また、その影響は日本にも及び、3月の企業物価指数は前年同月比で9.5%の上昇となりました。いずれ消費者物価指数で示されるインフレ率も連動していくと予想されます。更に、日銀が今なお異次元緩和を続けていますが、米国の連邦準備制度理事会、欧州中央銀行、そしてイングランド銀行も政策金利を引上げる傾向にあるため、各国の金利差により円安が止まらない状況に陥っています。そうすれば、円建で見る輸入物価が高騰し、日本経済においても更なるインフレが進む可能性が高いと思われます。では、どうすればよいのか。インフレと政策金利の関係について、お話します。