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内文城 元衆議院議員・四国・愛媛4区 
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公会計と国ナビと桜内

公会計と国ナビと桜内

国会、公会計、国ナビ、桜内とその周辺について

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愛媛4区 桜内文城 マーク日本の公会計システムは、ほぼ私の考える仕組みになりました

 少なくとも税収に関しては、損益計算書には計上せず、資本直入になっています。それから非常に難しいのが、資産としての「サービス提供能力の金額」の測定です。実際にお金が入ってくるのであれば、割引現在価値とかいろんな計算方法があるのですが、それでも少し無理がある。同様に「公益」をどのように測定するのか、これも非常に難しい。
 川を隔てた二つの村に架かる橋をそこに住む住人たちがどうとらえるか?によって大きく変わってきます。必要性、安全性、利便性など、ここは想像力を働かせるしかありませんが、バランスシートとキャッシュフロー計算書をよく見て、財務のコントロールを行っていきましょうということになります。これにはかなりのセンスと経営能力が必要であるということは、言うまでもありません。

愛媛4区 桜内文城 マーク 例えば公的年金債務のような、目に見えない債務があります。これについては、まず債務がいくらあることを認識しなければ、どう処理すればいいかも分からない。

 「65歳以上になったら年金を払いますよ」と国は法律でお約束する一方、国民のみなさんはすでに年金保険料として払い込んでいるわけです。
 だから本来であれば、国はいくら積み立て不足があるのかを債務として計上しなければならないはずなんです。でも厚生労働省は計算していませんでした。
目に見えない債務と、どう立ち向かうのか そこで私たちが作った会計システムで、厚労省が5年に一度発表している数字を元に計算してみたら、この目に見えない年金債務が現在価値で721兆円もあることがわかったんです。年金(国)と契約している契約者(国民)からしてみると、それは大変なことです。
 目に見える国債や政府短期証券の残高ですら既に1000兆円を超えてますから、全部合わせると1700兆円以上になります。これをどう処理していくのかということです。
 年金債務を目に見える形にするには、公的年金制度を現行の賦課方式から積立方式に移行するのがベストです。移行しても債務は残るので、現在価値で毎年7兆円ずつ100年かけて償却するとか。
 そんな目に見えない「暗黙の債務」とどう立ち向かっていくのかも、国会議員の大きな仕事の一つかも知れません。
 とにかく、人間というのは目に見えないものを扱えないので、「まず本当のウソ偽りない数字を把握して、考え始めましょう」ということです。そのためにも公会計や会計システムは必要不可欠なものなのです。

愛媛4区 桜内文城 マークいままでに私が取り組んだ公会計の概略

 まず最初に公会計概念のフレームワークをつくり、複式処理ができるようにするための仕訳パターンをつくりました。新潟大学の助教授時代から始めて参議院議員になってからも延々とやっていたのですが、バランスシートをはじめとする財務諸表には、勘定科目が300個くらいあります。
 国の予算を上から下まで4、5年分見て仕訳パターンを作っていくのですが、一般会計特別会計、歳入歳出合わせると、予算科目の数は1年分で1万3000個くらいになります。
いままでに私が取り組んだ公会計の概略 それをパターン化していくのです。「仕訳合宿」と称しまして、議員会館で、会計士やSE、プログラマーのみなさんと朝から晩まで予算書を、上から下まで見ていくわけです。
 これを一度やっておけば、毎年新しい予算科目はそんなに出てこないですから、この作業は大変重要な作業でした。20人くらいのみなさんが本当に手弁当で、「これは国のためになるのだ」という思いでご協力いただきました。この場を借りてお礼を申し上げます。ほんとうにありがとうございました。
 次にその仕訳でシミュレーションが出来るようにするソフトの開発が必要でした。
まず政策シナリオに沿って予算科目を検索して見つけて、その数字を変えれば全体の金額がどのように変わるのか見えるようにするわけです。
そして金額がわかったら、その歳入歳出データをソフトにもう一度送り返して、新しい財務諸表を作るんです。このソフトウェア「国ナビ」の構造が特許として認められ、少しはみなさんのご苦労が報われたと思っています。
 しかし現在も、特許収入は1円にもなってはおらず、国や地方自治体の歳入歳出ベースの予算書のデータを自動処理していくというところだと思います。
 特に、公会計のロジックの中でも重要なところなのですが、損益計算書を作ることが重要なのではなくて、企業会計で言う「株主資本等変動計算書」ですね。「財源仕訳」と言うのですが、どの財源でどの資産を作ったのか、純資産の部の内部構成を全て仕訳していくという、新しいロジックを導入してるのです。
 企業会計のソフトで複式処理の仕訳によって作成するのは、実は、損益計算書とバランスシートだけなのです。それらを元に組み替えを行って間接的にキャッシュフロー計算書と株主資本等変動計算書を作成しています。私は、この新しいソフトによって、これらすべての財務諸表を複式処理の仕訳を経て直接自動的に作る仕組みを完成させたということです。それが特許を取得できた部分かも知れません。
 とりあえず、「国ナビ」(国家財政ナビゲーションシステム)は完成しました。そして国ナビが実際の国の予算の中で稼働し始めたわけです。本来なら、国家予算で財務省がやるべき事だとも思うのですが、とにかく、国会議員が予算の対案をつくれるようになった。微力ながら、日本の民主主義の一助にはなったのではないかと思っています。

愛媛4区 桜内文城 マーク公会計システムである「国ナビ」のご紹介

 ここ数年にわたって、財務省は決算ベースでは、国の財務書類というものを作るようになってきています。ある程度の複式処理はしているのですが、完全ではありません。財務省に設置されている財政制度等審議会というところで、省庁別財務書類作成基準というのを作っています。つまり、財務省が基準を作っているのですが、例えば、その基準の最大の欠点というのは、キャッシュフロー計算書のフォーマット自体がまずいのです。
 キャッシュフロー計算書は、ご存知の通り、 1年間のキャッシュの出入りを表示するものです。企業会計の場合は、期首のキャッシュの残高と、いくらの出入りがあったか、期末にいくら残って繰り越しているかを示しています。経営者(運営者)として一番目を通さなければならない重要な指標です。であるにも関わらず、期首残高がありません。当然、期末の残高もない。これは大問題です。
 翌期に繰り越された金額を見てみると、前期の残高と違う金額が書いてあり、これまでの歳入歳出予算と同じで、残高が出ていません。要は基準が緩いのです。どこにどうおカネが使われたのか分からない部分がある。財務省の本音としては、決算しか作りたくないのかと勘ぐってしまいます。
 だから私は、毎年の決算ベースの財務諸表を見ながら、そこを推測しながら埋めて考えていくしかなかったんですが、それをやっていくと「どうやらこの部分が毎年このくらい変動するらしい」といったことがわかってきました。
 そういう推測をやってソフトウェアに落として、数字を出すということを、この5、6年続けてきて、やっと「国会に予算案として出しても大丈夫なくらいの予算額ができましたよ」という感じなのです。
公会計システムである「国ナビ」のご紹介 「国ナビ」のひとつ目の機能としては、まず通常国会の冒頭で財務省が予算を提出しますが、その数字をソフトウェアに入れて複式処理をして、一般会計と特別会計を連結した財務諸表を作成するという機能があります。「予算ベースで歳入歳出を執行すると1年後にはこうなります」というバランスシートをはじめとする財務諸表ができるわけです。
 その数字は置いておいて、今度は「自分たちが政権をとった場合は、このような政策を実行したい」というシナリオを作るわけです。そして、そのシナリオを実行した場合に、「予算科目で言うとどの科目をいくらくらい動かすのか。いくら増やすのか減らすか」を考えることになります。
 たとえば消費税を地方税化するとか、法人減税を行うとか、 年金を今の賦課方式から積立方式に移行するとか、一般会計から年金特別会計に繰り入れる金額を変更するとか、そういうふうに予算を修正するシナリオ集を作り、そしてそれを予算に反映させるためには、一般会計、特別会計の中のどの予算科目に自分たちが変えたい政策が対応しているのかを探す必要があります。
 探し方は、政策のシナリオに対応する予算科目を自動的に出して検索できるように、Excelのマクロを使って組み上げています。
 今の予算書にも、完璧ではないのですが、コード番号が打たれています。人件費なら人件費をピックアップしてくるとか。そういうコード番号や、実際の文字データを検索して関連科目を見つけていきます。そうして見つけた予算科目の数字を変更して、一般会計と特別会計の歳入歳出データとして完成させます。それが実際に国会に提出した現金主義ベースの予算案になったのです。
 そしてこれに加えて、「実際に修正案を全て実行したら1年後にどうなるか」という財務諸表を複式処理して作ります。
 それで政府案の財務諸表と、我々が作った対案の財務諸表を並べてみれば、25年度末で、行政コストが15.6兆圧縮できるとか、公債残高が7.7兆円改善して債務超過も3.9兆円改善して593兆円になるとか、プライマリーバランスも大幅改善しますよといった全体の数字をお見せすることができるわけです。
 ですから今回国会に提出したのは、われわれの予算案と、なぜ予算をそのように変更したのかという政策シナリオ集、それと財務諸表の比較表ということです。

愛媛4区 桜内文城 マーク予算の対案を60年ぶりに提出したものの…

 私の15分間の趣旨説明が終わって、他の党の組み替え動議の説明も終わったら、起立投票してもみんなの党と日本維新の会の議員しか起立してくれないわけです。瞬殺です。
 しかし、他党の方々からも評価していただけました。2、3日後に河野太郎さんとすれ違ったのですが、「あれは大変な力作だったから起立投票よりも記名投票にしたほうがよかったよね」とご評価いただきましたし、2日後の園遊会では、海江田さんからも、「あれヨカッタネ」と声をかけられたり、議員会館のエレベーターで乗り合わせた、ほとんど面識のない他党の皆さんからほめられたりしました。さすが民主主義とはなにかを理解されている国会議員のみなさんにはわかっていただいているのだと思います。
 アメリカの議会では、議会予算局( the Congressional Budget Office-CBO)というのがサポートしてくれるみたいです。 個々の国会議員がいちいち私のように会計ソフトを作成して、シナリオを作ってというのは難しいですからね。事務方は必要です。
 日本の国会にも調査局や法制局はありますから、そういうも作ればいいのかも知れませんが、財務省に匹敵する能力を持たせるのはなかなか簡単にはいかないでしょう。
 今回の予算案づくりも、会計士1人、SEとプログラマー3人、取りまとめ役1人という皆さんにご協力いただいています。彼らは通常業務として、僕の書いたロジックに従って自治体の財務諸表を作っているので、もともとのスキルが高い皆さんです。そういう人材が必要なのです。

愛媛4区 桜内文城 マークこれからの「公会計」と「国ナビ」と「桜内」

これからの「公会計」と「国ナビ」と「桜内」 今の状況は、本当の意味での国ナビを実現するための一里塚でしかありません。何をやりたいかというと、もともと私の博士論文は、一般会計・特別会計に限定した話ではないんです。例えば日銀の財務諸表も、一国経済全体の中に存在しています。
 そうすると、例えば日銀が金融政策でベースマネーを増やす、そしてそのおカネで日銀が国債を購入すると、社会会計全体で見てマネーストックが一体いくらになるのか、そしてそれがGDPに対してどのように波及するかという事をすべて測定できるはずなのです。 とっても偉そうな言い方をすると、公会計というのはまだ特殊相対性理論でしかないんです。その先に、一般相対性理論があるんです。 一国経済全体、本当は為替も含めて世界経済全体、そこまで行くのは今は無理だとしても、次は金融面も含めた日本経済全体のコントロールを、「国ナビ」の数字を見ながら行っていくということができたら面白いなと考えています。
 財政政策、金融政策を政治家が民意を反映しておこなう。経済全体の中で、数字で測定できるところはまずちゃんと測定して、財務諸表を作ってコントロールしようということです。
 ただ、私が国会議員になってみて今つくづく思うのは、数字で明らかにできない部分もあるということです。例えば外交安全保障の分野とか、お金には換算できないものです。だけど、それだったらせめてお金に換算できるところは、ちゃんと、「見えるようにしましょうよ」と…。

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私は20年来、憲法の改正を通じた統治機構の改革、それも政府の意思決定の方法を根本から変える公会計を仕事としてやってきました。今後もこの方向でがんばっていくつもりです。
どうかみなさま、変わらずのご支援ご鞭撻の程をよろしくお願い申し上げます。

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